Phillips Academy Andover
Triple Alpha Campus Visit Report
Phillips Academy Andover 訪問レポート
Phillips Academy Andover (通称 Andover) は、1778年にマサチューセッツ州アンドーバーに創立され、法人化されたボーディングスクールとしてはアメリカ最古の歴史を誇ります。創立者 Samuel Phillips Jr. は、アメリカ初代大統領 George Washington と交流があったことでも知られ、創立翌年には Washington がキャンパスを訪問。さらに、大統領就任直後の1789年にも再訪し、演説を行ったという歴史があります。
Andover の教育理念の根幹にあるのは、「Non Sibi (自己のためのみにあらず)」という利他の精神です。学業の卓越性を追求するのはもちろんのこと、社会への貢献・奉仕の精神と高い倫理観を兼ね備え、グローバルな変革をもたらすリーダーの育成を目指しています。卒業生には、George H. W. Bush、George W. Bush の親子2代の大統領をはじめ、政界・財界・学術界を牽引する数々の人材が名を連ねています。
長い歴史と伝統を誇る Andover ですが、広大なキャンパスには最先端の学習施設やラボ、屋上天文台、世界トップクラスのスポーツ施設などが完備されており、伝統と先進性が共存する環境を肌で感じることができます。また、キャンパス内には一般公開されている美術館 (Addison Gallery of American Art) と考古学博物館 (Robert S. Peabody Institute of Archaeology) を有しており、本格的な美術館と博物館の両方を擁する唯一のボーディングスクールでもあります。
施設やアカデミックプログラムのアップデートにとどまらず、Andover が時代と共に進化し続け、世界中から優秀な生徒を惹きつけてやまない理由の一つに、教職員に対する手厚い支援と投資が挙げられます。多文化理解 (DEI) のためのトレーニングをはじめ、若手教員育成のための「ティーチング・フェロー・プログラム」、夏休みなどを利用した研究・現地調査への資金援助など、教員自身が刺激を受け、そこで得た知見を生徒へと還元する理想的な循環が生まれています。さらに、一定期間勤続した教員にはサバティカル (長期有給休暇) が与えられるなど、大学教授並みの環境で「生涯学習者」としての教員の成長を支えています。
アカデミックにおいては300以上の多岐にわたるコースが提供されており、大学レベルに匹敵する高度な学びが可能です。授業では「ハークネス・メソッド」と呼ばれる、大きな楕円形のテーブルを囲む少人数対話型のスタイルを採用しており、主体的な議論を通して深い思考力と表現力を養っています。「1クラスの人数に上限はあっても下限はありません」と生徒が語る通り、時にはたった1人や2人の生徒のために授業が開講されることもあるという、極めて贅沢な学習環境が整えられています。
アメリカ独立宣言の直後から続く重厚な歴史と伝統を礎に、常に進化・成長し続ける Andover。そのキャンパスには、過去の偉大な足跡を大切にしながら、未来を見据えて挑戦し続ける学校の姿勢が息づいていました。これからも世界をリードする人材を育み続けていくことでしょう。
こんな生徒におすすめ!
学業における卓越性を追求するとともに、高い倫理観と奉仕の精神を育み、社会に貢献するグローバルリーダーを目指す生徒
国籍や文化的背景の違いを超え、世界中から集まる志の高い仲間と切磋琢磨できる環境を求める生徒
高い自立心と成熟度を備え、挑戦に満ちた環境で学業・スポーツ・アーツに積極的に取り組みたい生徒
少人数制の対話型授業と主体的な学びを通じて、深い思考力と豊かな表現力を磨きたい生徒
学校基本情報
Phillips Academy Andover (マサチューセッツ州)
最寄空港:Boston Logan 国際空港から30 - 40分
創立年・種類 : 1778年・共学校
全校生徒数:1169名
寮生の対象学年:9〜12年生, PG
寮生の数:約880人

